ウォーキング
きっかけは前の部署で、客先担当者とのささいな会話。
その方は当時30歳くらいで、付き合ってる彼女と結婚するとのこと。
しかし彼には悩みがあって、それをどうしても改善したくて、なぜか俺に相談してきた。
話を聞くと、要するに、ぽっちゃりなお腹を何とかしたい、ということだった。
タキシード着て写真撮るのに、お腹だけぽこっと出てるのは確かに格好悪い。嫁さんの心証も良くないだろう。子どもにもプギャーされるかもしれない。
彼の気持ちはよく分かった。
んでどうするのか聞くと
- 食事制限(量を減らす)
- 階段上り下り
- ジョギング
をするという。
いやーすごいですねーと他人事のように返したら
「階段の上り下り、一緒ににやりませんか?」
えー、俺もかい!
と思ったけど、また確かに一緒にやる人がいると継続しやすいし、俺も御多分に洩れず運動不足だったので、
「やりましょう」
とイケメンボイスで承諾した。
こうして、仕事場のフロア間移動はほぼすべて階段を使うようになった。最初は数フロア分移動するだけでゼーハーいってたのが、だんだん慣れてきた。人間すごい。
かたやその方は、休日のジョギングもあいまって、みるみるスマートな体つきになっていった。人間すごい。
ちょっと羨ましくなったので、俺もウォーキングを始めた。
朝少し早く家を出て、職場最寄りの駅からくねくね遠回りして職場に着く。スマートウォッチの歩数データをスマホに飛ばして蓄積する。かれこれ2年くらいになるだろうか。
土日は捗らないし、在宅の日はどうしても歩数を稼げない。それでも在宅太りを回避できたのはかなり大きい。
ウォーキングすごい。
飽きっぽい性格の割に長続きしてると我ながら思う。できる限り続けたい。