何か

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在宅勤務

現在、週に一回程度、在宅勤務をしている。

緊急事態宣言を受けてこれから少しずつ頻度が増えるらしい。

 

知り合いの話を聞くと、4月からほとんど出勤してないとか、毎週この曜日だけ出勤するといった話を聞くので、在宅勤務の頻度は世間的に見てまだまだ少ない方なのかなーと思う。

 

コロナ禍の前に在宅勤務を採用していた会社は少なかったろうと思う。従業員に自宅で仕事させるとなると、労務管理の再考や新たなセキュリティ対策等が必要になるので、ハードルが高く、重い腰を上げにくいことは容易に想像できる。

 

その一方、特にIT業界だと、再委託という契約形態が常態的に用いられる。昨今は個人情報の取り扱いにうるさいので、機密保持の契約を結んで受託することがほとんどだろう。

でもこれは、コロナ禍前から行われてきたことだ。

顔も名前も知らない他の会社の人に業務の一部を委託するというのは、いくら機密保持契約を結んでいたとしても、それなりにリスキーなはずだ。

在宅勤務している自社の社員にやらせた方が安心なはずなのに。

 

なぜか。

それはおそらく、責任を取りたくないから。

再委託した業務で何かあれば再委託先の企業のせいにできるかもしれないが、在宅勤務中に何かあれば自社で責任を取らなければならない。

 

世の大人達はそうやって在宅勤務をうまく遠ざけてきたのだと思う。

コロナ禍で一気に浸透できたので、やればできることがバレてしまった。

 

大人はズルい。